まず、当たり前ですけど、

大前提として病院は経営(接客商売)です。

売上金の中から家賃・人件費・

建物や機器のローン、備品の経費を

払っていかなければなりません。

新規開業するには平均で不動産3千万円、

設備1.5千万円・機器2千万円ほどかかります。

特に眼科は高価な検査機器の投資がかさみます。

しかしながら健全な経営とはいかず、

廃業していく医院も多数あるのが実情です。

眼鏡も勿論商売ですが、誇大広告でおびき寄せて

高い商品を売るような悪徳眼鏡業者は

この世に存在してはならないものと思いますが、

眼科でも同じです。

大きな看板広告を出している、

または自称日本一とか世界の～

なんて言っている医師は信用してはダメです。

では、どんな眼科が良いのか、ダメなのか。

忖度なしに解説していきます。

手術室の設備投資は上記金額にさらに2千万円ほどかかります。

投資回収には当然お客さん(患者さん)を呼び込まないといけません。

初期の白内障でも手術を勧められ、

なかば強引にされて後悔した人を何人も知ってます。

白内障は老化現象で手遅れになる病気でなはいので、

本人が見え方に困ったら手術をすれば良いのです。

あまり早く手術をするとデメリットのほうが大きいです。

手術の話が出たらセカンドオピニオンでもう１軒、

他の先生に診てもらってゆっくり慎重に決めたら良いと思います。

タイトルにある手術設備があるのがダメと言う訳ではなく、

上記の理由でタイミングが早くなりがちになるので留意してください。

保険点数の取れる眼科検査は決まっています。

月に1回、眼圧・視力は検査コスト(点数)を取るチャンスです。

毎月の受診で緑内障や高眼圧でもないのに風を当てて眼圧測ってませんか？

安定してよく見えているのに視力検査されてませんか？

これ…本当に必要でしょうか。。

さらに3か月に1回はOCTやその他検査が法律で許されていますが

そんな頻繁に検査が必要ですか？

いくら検査ばかりしたところで何も変わらない事がほとんどです。

って言うか深刻な問題も無いのに月1回の受診って必要あるのでしょうか。。

そんな所にダラダラ通っても何も変わりません。

3～6ヵ月に1回程度の定期検査が適正ではないでしょうか。

本音は年に1回で良いよ！

と正直に言ってくれる眼科をお勧めしたいです。

何度も言うように病院も商売です。

駅の看板や電車内の広告は良いと思いますが、

都内一等地のビル屋上にデカデカとそびえ立つ看板。。

まぁ良いっちゃ良いんですが、その内容ですね。

某有名な眼科で「世界一の技術と設備」

とも取れる発言をしています。

眼科医界でも悪名高く、

私の周りでは勧める先生を聞いたことがないです。

白内障手術後に眼を保護する

ペラペラのプラスチックカバーが3万円だそうです(笑)

手術の保険点数は決められいるので

こういった小物で上乗せするしかないのでしょう。

私の知り合いの先生の患者さんが、

そこで手術する話になった時に

｢ぼったくられないようにね｣と言っていたのが印象的でした。

設備が古くても、雰囲気が暗くても、

決して派手ではなく、真面目に、地道に診療を

頑張っておられる先生をお勧めしたいですね。

眼科で面倒なもののひとつとして、眼鏡合わせがあります。

眼鏡は様々な種類のレンズがありフレームの大きさとも関係してきますし、

不調の原因がフィッティングの場合もあります。

眼科の先生はフィッティングなんてできないし、

検査スタッフも無理だと思います。

そこでメガネ屋さんに来てもらうんです。

眼科側としては面倒な眼鏡対応を無給でできるし、

眼鏡店側もメガネ販売のチャンスです。

まさにWinWinな関係ですね。

所によっては販売額の10～20%をバックしている所もあるようです。

まさにこの構図が何十年も続いてきているのです。

これ自体は特に悪い事ではありませんが、

高齢者の足元を見るような強気な価格は流石にどうなの？と思います。

老眼鏡のレンズ交換で5万円て。。ウチなら1/3以下ですよ。。

しかも数が少なく古い商品しかありません。

これ読んでる眼科の先生に言います。

出入り業者次第で眼科医院の評判が左右されるので

業者選びには気を付けてください。 

あと、処方箋を持参し眼鏡店で作った時に

もし調子が悪かった場合、責任は誰にありますか？

眼科では度数は合っていると言われるし、

眼鏡店では処方箋通りにできていると言われるし、

こうなると板挟みになって、もうお手上げです。

白内障手術の予定がなければ、または術後1か月以上経っていれば、

直接眼鏡店に行っても良いと思います。

合わなかった場合、文句は直接言えますしね。

ただし、検査員は選びましょう。

安売店の研修上がりの若い店員さんではダメです。

老眼の気持ちなんて分からないですからね。

ちなみに、私は以前、眼科で眼鏡処方して

その場で販売していた事もあるのですが、

意外と対応が面倒(お互いに)で、今はやっていません。

眼科ネタとは関係ないですが、皆さんは風邪ひいたら病院行きますか？

ほんの微細な症状で病院に行くという常識が植えついているのでしょう。

そこで大量の薬を貰って言われるがままに服用する。

そのほうが治りが早いと思って安心なのでしょう。

でも知り合いの内科医と話すと「風邪が治る薬はない」そうです。

体内では体温を上げてウィルスをやっつけようとベストな状態なのに、

解熱剤を飲んでしまうのは本末転倒だそうです。

風邪を治すのは免疫力のみだそう。

薬をいくら服用しても楽に治る事はあっても

決して早く治る事はない。

暖かくして寝るのが早期完治の最善方法との事。

これを義務教育から教える事で税金から出る医療費の

半分近くを節約できるとも仰っていました。

この話を信じるかは、あなた次第！